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アンティーク家具の選び方と活かし方
こんにちは、PLUS RASISAです。
新品には出せない味わいのある経年美と
温かみを感じる落ち着いた雰囲気が魅力のアンティーク家具。
憧れている方も多いと思います。
PLUS RASISAでは、設計やデザインだけでなく、“空間と人を活かす家具のご提案”も行っています。
今回は、空間デザイン・トータルコーディネートのプロが、
アンティーク家具の選び方と活かし方についてご紹介します。
◆アンティーク家具の選び方のポイント
家具は、一式揃えて統一感を出した方がよいと思われがちですが、むしろまとまり過ぎない方が魅力的な空間に仕上がると考えます。
統一感がありすぎると、せっかくのアンティーク家具の魅力を活かすことができず、空間の個性も失われてしまいます。
家具は遊ぶもの。
好きな色、柄を組み合わせて、バリエーションを持たせると、その人だけの個性あふれる空間になります。
ただし注意したいのは、アンティーク、インダストリアル、ミッドセンチュリーなど、ジャンルは一つに絞ること。
一つのジャンルの中で、違うテイストのアイテムを組み合わせてコーディネートすると、まとまり感がありながらも、遊び心のある空間になります。
また、アンティーク家具を買う際は、事前に住まいのプロにコーディネートしてもらうことがおすすめです。
リノベーションを計画する時、まず間取りや動線がある程度決まってから、空間に合わせてインテリアを考える方が多いですが、内装の主役を空間やクロスなどではなく、最もよく手に触れ、目に映る「家具」を主役として考えてみてください。
空間はバイプレイヤーであり、主役(家具)を輝かせるものだとお考えになって良いと思います。
例えば、ダイニングテーブルで過ごす時と、ソファで過ごす時とでは目線の高さが変わります。
どちらで過ごすことが多いのか、家族の生活目線が合う家具を選ぶことで心地よさがグッと変わってきます。
今お使いの家具で「少し大きすぎない?」、「もう少し低ければ良かったのに…」などと思われたことはないでしょうか?
わずか1センチの違和感は、時間と共にどんどん大きくなっていきます。
どのサイズや形、素材感が空間と合うのかは、空間認識を持ったプロに相談するのが失敗のない家具選びにつながります。
もう一点、アンティーク建具に関してとても重要なことは、ご購入前に必ずプロに相談をすることです。
飾りとして、またはそのままのサイズで使用できる物であれば問題ありませんが、
柱と柱の間隔や構造に合わせてサイズを小さくしたり、強度確保のために少し加工が必要になったりすることが多々あります。
木というのは、形状を保つために何度も手を入れて作られています。
サイズ確保のために削るとバランスが崩れ、反りや狂いが出てきてしまい、使用できなくなってしまうことがあります。
また、補修されることでお気に入りのデザインが崩れてしまうこともあります。
そのようなことが起こらないためにも、知識と経験を持ち合わせたリノベ専門店に相談することが大切です。
◆アンティーク家具を活かすためのコツ
家具で空間の印象は変わります。
アンティーク家具を置きたいと思ったら、まずは空間づくりが大事です。
PLUS RASISAでは、家具や人を映えさせるためのシンプルな空間をご提案しています。
シンプルな空間は、その家具の魅力を最大限に引き出してくれます。
では、シンプルであれば何でもよいのか、というとそうでもありません。
先ほどの主役とバイプレイヤーの関係ように、主役を引き立たせるためには脇役の個性(カラー)や配役が大事です。
違和感なく溶け込む空間デザインこそが、家具選びで一番重要なポイントです。
好きな家具に囲まれてリラックスして過ごせる、そんな心地よいお部屋をコーディネートしてみましょう。
PLUS RASISAでは、アンティーク家具を取り入れた空間デザインも得意としています。
リノベーションをお考えの方は、ぜひご相談ください!